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naki's blog

台風ムイファー + 奄美大島アローバーズ _不可能を可能にさせる男テッタ_奄美大島観光大使任命式!!_(1854文字)

こんにちは、

サーフ一時間半、

そしてカメラを持って泳ぐこと三時間半、

さらには4時間に渡るドライブから戻ってきました。

体力が試されます。

台風9号、ムイファー(MUIFA)は、

「非常に強い」

というカテゴリーのまま、

最大風速45m/sを保ちながら西進している。

そして太平洋沿岸に強いうねりを送り続けている。

太平洋側に直接面しているビーチは、

水平線ブレイクのクローズアウト。

でも奄美大島の海岸線は入り組んでいるので、

島の南に回り込んだうねりを拾うレフト波、

『アロー・バーズ(Arrow Birds)』

というブレイクがある。

夜が明ける前に発ち、

到着すると、

こんなパーフェクションがズババズドン!

と誇らしげにブレイクしていた。

岸から望遠レンズで見ると、

こんなに美しい波だが、

ひとたびスコール雨が降って、

近づいてみると、オソロシゲな波でありました。

上にも書いたが、

最初に波乗りを一時間半ほどし、

良い波に乗ることができて大満足で上がってくると、

テッタ(森哲太さん)が、

「フナキさん、めちゃくちゃ速いね〜!」

「ありがとう〜」

「その板、何て言うの?ミニ?」

「あ、これはね、ブラックダイヤモンドと言うんだよ」

「この波であんなに速く走れるんだねぇ」

「めっちゃくちゃおもしろいんだよ」

「俺、そういう板乗ったことないけど、楽しそうだね」

「テッタはいつ(海に)入るの?」

「もう少ししたら入ります」

「俺、水中撮るから」

と足ひれ、

ウエットを着て支度しながら沖に泳ぎ出ると、

テッタさんを乗せたモノスゴバレルが俺の横を通過していった。

スコールは一瞬で何事もなかったかのように止み、

今度はバリリーと晴れてきた。

テッタさんのバレルライドは世界的で、

それは日本人の範疇を超えて、

故アンディ・アイアンズレベルだと感じた。

アンディと言えば、元世界チャンピオンだから、

世界一のバレルショット。

半海半波のショット。

インアンドヤン。

(いすみ咜吉備誌録より)

こんなにも長く、

パーフェクトで、

美しいバレルは間違いなく世界レベルだろう。

雑誌『サーフトリップジャーナル』の取材で、

田中英義さんと、

椎葉順さんが来島している。

上の写真は英義さんで、

下が順さん。

美しい波乗りでした。

さて、

テッタさんがすごいのは、

「全くノーチャンス」

というほどの深いバレルをメイクしてしまうこと。

「不可能を可能にさせる男」

というキャッチコピーがあったが、

その一行を思い出していた。

オフショアがやたら強く、

ちょっと油断すると、こんな形で波から放り出される。

奄美王子こと、緑くんもスバラシグライドを披露してくれた。

緑くんは、GoProで動画を撮っていたので、

それも楽しみです。

勇生さんのディープバレル。

もうフォームボール(泡底)だが、

これも引き上げてメイクしていた。

シマンチュ(島人)の本気グライドに瞑目させられた。

まだ写真があるので続きは明日。

外海は大荒れでも、湾内はこんなに静か。

もっと大きくなってくると、

この湾内にも波が入ってくると言うが、

これだけ大きくて、フラットに近いのだから、

もしここに波乗りできるだけのサイズがあったら、

外海はどんなことになっているのだろうか…。

彩色の配置と彩度が、

南だと伝えてくる画像。

これは島北側のビーチブレイク。

こちらもすばらしい波だった。

【お知らせです】

以前ここでお伝えしましたように

『奄美観光大使』と正式に任命されました!

昨日、

奄美市役所の「観光課」というところで、

その委嘱式が催されたのです。

ここでは観光協会会長の越間(こしま)さんより、

賞状やすばらしいお言葉をいただきました。

海の島。

山の島。

神の島。

龍の島。

虹の島。

祈りの島。

波の島。

大好きで大好きで、

幾度も通ってきていた奄美大島の観光大使に任命されるとは、

人生何があるかわからない。

「奄美の豊かな波や文化、伝統、すばらしい食文化。

そこに住むすばらしい人たちをこれからもずっと紹介して、

観光大使の名にふさわしい働きをさせていただきます」

とスピーチさせていただき、

奄美新聞社さんのインタビューにもお応えさせていただきました。

奄美大島はすばらしいところですので、

お時間を見つけてお越しください!

県道から見える青い海

誰も走っていない一車線道路。

波情報の交換ものんびり停まって実行されていました。

ウツクシ海のすばらしい時間と瞬間。

明日をお楽しみに!

では、またんきゃ〜。

(奄美弁でさよなら)

らか〜。

(ラカ法王統治下での言語。ALOHAと同意)