おはようございます。
サンクレメンテの丘の上に、
海とダナ岬が見え、
朝陽、夕陽がたっぷりと入ってくるすてきな場所を見つけました。
カリフォルニアでは、
ここで文章を書いたり、アートを描いたりしていきます。
ここにクリスちゃんが来て、
船木用のCANVASサーフボードのラインナップの最終確認をしていました。
THE PURCHASE 9’4″ x 22-3/4″ x 3″
Sano Free 7’10”
THE BUTTER ZONE 8’0″ x 21.5″ x 2-5/16″
AVISO MNR6’12”
AVISO MNR5’12”
THE BUTTER ZONE 5’3″
Pomp R 5’2″ x 19.5″ x 2.25″
Thumb Nugget 5’5″ x 18-15/16″ x 2-1/8″
各モデルを確認するのに、
クリスちゃんが開いたのが上の自身のページ。
ということで、
キャンバスサーフボードの新しいHPがスタートしていまして、
http://canvassurfboards.com/CanvasSurfboards/Welcome.html
クリスちゃんの予告通り、
オープニングページにノアが起用されていた…。
クリスちゃんが、
いかにこのニコリンノーズライドを気に入っているかということだろう。
そして俺が好きなページデザインがこれ。
http://canvassurfboards.com/CanvasSurfboards/Creative.html
こちらのクリエイティブ(Creative)ページには、
俺がアーティストとして参加しています。
CANVASでは、俺のバードアートをボードに施していきますので、
こちらも描き次第、ここで報告していきますね。
モデルラインナップ中に
『Thumb Nugget(サム・ナゲット)』
という見慣れない単語のモデルがあったが、
これはポンパドールよりもさらにショートボード寄りにしたという新モデル。
クリスちゃんが現物を持っているというので見せてもらった。
でもノーズのワイドさとか、
全体的にクリスちゃんならではの妙があり、
突然的に乗ってみたいボードとなったのです。
CANVASボードの全てのシェイプはご存じライアン・イングル。
マシーンカットの正確さと、
そのクローンを基に仕上げていく腕の良さということから、
ヤングカリスマシェイパーとして注目されている一人です。
これらのボードの完成が楽しみです。
俺のクイバーの何本かはノースハワイにあって、
バターゾーン5’3″は日本にあるのです。
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(お知らせです)
「ドッキーことジェフ・ラウシュに、
スノーボード&サーフボードを創ってもらいましょう」
というアイディアのTV企画。
ロブ(・マチャド)が海で、
そしてデイブ・リーとカーティスたちが雪山でこのボードを滑らせたという記録です。
次回は、
D先輩のスワンボードで波と雪というアイディアはどうだろうか?
それにしてもアメリカでも、
「創造的なボードならDOCに頼む」
ということが俺と同じ考えで、
それがなんともうれしかった。
サンクレメンテ住人のソウルフードである
『ペドロス・タコス』
ひさしぶりに行ってフィッシュタコスを食べてきた。
南にあるオリジナルストアではなく、
デルマー寄りの2号店。
味は1980年代とあまり変わらなかったが、
値段が1ドル上がっていたことに驚いた。
当時は1ドル59セントだったので、
3つ食べてもタックスを入れて5ドルちょいだったのが、
今3つ注文すると、8ドル37セントとなり、
こうなってくるとレストラン価格なので、
スタンド(いわば屋台か)式のペドロスで食べなくてもいいような気がする。
今年の値段表はこちらで、
昔を知る人にとっては時代を感じるのか、
それともメキシカンバブルなのか。
「母さん、ぼくのペドロスTシャツはどうしたんでせうね?
ええ、あの夏、サンクレメンテで買ったあのTシャツですよ」
と西条八十の「帽子」という詩を交えて、
ペドロスTのことを突然思い出した。
最近俺がおいしいと思っているのが、
“CHIPOTLE”というメキシカン。
http://www.chipotle.com/en-US/Default.aspx
ファーストフードなんだけど、
じつのところ素材を大事にしている自然食フードストア。
日本にもやってきそうな勢いでストアが増殖している。
おいしいので、見つけたらぜひ!
そして、こちらの巨大スーパーで見つけたのは、
「アメリカで一番おいしい」と評判高いポテトチップス。
日本でもセブンイレブンで売っているというので、
もし見つけたらぜひ!
手切り風の厚切りカットがすばらしいのです。
□
これは昨日の続きなんですけど、
なぜサーフィンがおもしろいのかを文章にすることに集中している。
ひとつのパラグラフができたのでここに。
「サーフィング(波乗り)」という娯楽運動は、
「海の上を滑るちょっと危険な類い希なる不安定さ」
を「爽快なる禅的快楽」へと転化する装置であると気づいた。
その構造は層になっていて、
まずは「フィジカル・デザイアー(肉体的欲求)」があり、
次に「海と自己の融合」という大きな望みがあり、
三層目に「世離れ」というのがこのレジャースポーツの人口を育み、
そして支えている力になっていると気づいた。
さらには「世離れが簡単にできる」ということ。
自分が現在生きている世間、
つまり陸地からものの五分で離脱できる遊びはなかなかあるものではない。
ウエットスーツを着て、
サーフボードにワックスを塗って、
自身だけで海に漕ぎ出ることだけでも愉快であって、
さらにはそこから先にさまざまなドラマが潜んでいる。
朝陽
風
水平線
波
うねり
海(水温も含めての)
潮流
海棲物
音
オフショア(離岸)しての景色
サーフボードの浮力、デザイン
等々
というさまざまな価値が重なり合って、
サーフィングというひとつの愉しさを創りだしているのだと気づいた。
愉快を増殖させるだけの日もあれば、
全てが横滑り、いや逆回しされるような修行的なときもやってくる。
そしておどろくべきことは、これらのほぼ全てが人間が予期せぬ、
さらには想像することができないフィールドに漕ぎ出す、
滑り出す瞬間を自分で選択できることに驚かされた。
波乗りってすばらしいです。
今日までサーフィングを続けられてよかった。
明日がやってきますように。
Dream On!
Dream On!
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