4feet @ 14second / W (270°)
という強い西うねり、
昨日からの残りの西南西うねり、
そして新しい北西うねりが届いているサンクレメンテです。
こんな日を待っていたのだが、
あいにく今日からインスピレーション展の設営。
いい波が出てもそれを追いかけられない歳とタイミングになってきた。
それでも無理して朝セッションだけは行ってきました。
サンクレメンテのセミシークレットである王子邸前は、
パーフェクトなバレルコンディションでした。
最近ここにメインで登場するブライアン・ベントは牧師であるので、
一緒にランチを食べているとき、
電話やアート製作中にと、さまざまな話を彼から聞いている。
彼と話をしていると、
将来の不安がなくなるようで、
昨日は虹を追いかける夢を見て起き、
今朝は『BE HAPPY』という石碑の夢だった。
誰もが常日頃から「幸せでありたい」、
と考えているので、
彼の存在がじつにありがたい。
人の出会いとはいつもこうでないといけない。
不安は内なるもの。
解き放とう。
ポンパドールに乗るクリスチャン。
昨日紹介したRATIO社製のミニノーズライダーやボンザーフィン、
または2+1のトライフィンセッティング用のオンラインストア用ページをアップしました。
https://www.nakisurfshop.com/SHOP/3344.html
ガチャリフィンとクリスチャン・ワックのコラボとは、
2012年というのはやはりすごい。
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ウエンディーズのロースト・ブリトーを食べたらかなりのおいしさに驚いた。
ファーストフードでもこんな味わいを出せるのだと、しみじみしてしまう。
約3ドルでした。
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インスピレーション展用のボードが仕上がったと、
コールから連絡があり、彼の工場に行ってきた。
WRECKING BALL
レッキングボールの5’2″。
このモデルはキャノンボールとブラックダイヤモンドの中間。
ちなみに俺のキヤノンボールは5’4″で、
ブラックダイヤモンドは5’0″
しかもそのわずかな4インチあまりのサイズスケールにふたつのデザイン。
長い(5’2″)方が少し細く、
つまりキャノンボール寄りで、
短い(5’1″)が幅広、ボンザーボトムのBD寄り。
コールは大きな体に似合わず技が細かいのです。
5’2″ x 19-3/4″ x 2-3/8″
http://blog.nakisurf.com/naki/archives/29681
NAKIPHOTOカレンダーを遅ればせながらロボにプレゼントすると、
写真を勉強中である彼は一枚を何分もかけて見入っていた。
こんなロボが大好きです。
コールのシェイプの音が止んだので、
彼に会いに行く。
彼は1980年代のシェイプを研究し、
そこから2012年の新型に融合しようとしていた。
幅広の5’9″をプレシェイプし、
そこからのインスピレーションを俺に求める。
ノーズの幅があるのは大好きで、
それはノーズ先端を波に食いつかせるようにテイクオフできるから。
この旧型ボードもそのノーズぺったりの資格があるようだ。
ただ、ユーザーの中にはノーズぺったりがむずかしいようで、
少し前にもブラックダイヤモンド乗り方指南をここに書いた。
http://blog.nakisurf.com/naki/archives/29617
そんな意見をコールにぶつけると、
「視覚的なものだな。
普段見えているノーズが見えないから怖いのだろうね」
という意見が返ってきた。
そこで閃いたのが、
既存のグラスホッパーやスリングショットを幅広ノーズにしては?
ということ。
そこで彼のシェイプルームに入り、
さまざまな数字をこのボードから求め、
最終的に完全になるまで融合していくと言う。
こんな意見、
あんな意見。
理論とサイズ。
体積とロッカー。
そんな話をしていた。
シェイプは数字ではないということを再確認する。
厚みだって、センターで計っているだけで、
5cmずれるだけで1/8 インチ程度は軽く変わってしまう。
長さ、幅、厚みの3つだけではない立体的な世界です。
グラスホッパーのアウトラインを見ていく。
シェイプ工場は、こういうときにも便利だ。
入ってきたときよりもサーフボードが好きになり、
このレッキングボールに乗る日が待ち遠しくなった。
そらには鳥が一羽舞っていた。
カリフォルニアの太陽。
いつか見た光景。
それは夢に見たのだろうか?
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