俺にとってトレッスルズは、
憧憬と感動に満ちている。
1980年代に何もわからずにカリフォルニアにやってきた俺は、
「太平洋沿岸だから波があるだろう」
という程度の認識でしかなかった。
当時スポンサーをしていただいたアストロデッキつながりでこの街にやってきて、
ハービー・フレッチャーのことすら知らずにやってきたのがサンクレメンテ。
波乗りをしていると、
「トレッスルズがいいぞ」
という符号みたいなのを他サーファーから受け取り、
当時、ジェフ・ニュー作品の
『サンクレメンテ・ローカルズ』
という映画が公開され、
そこにトレッスルズが登場していた。
(一番上にコールがいますね)
やがてチャーチを見つけ、
そしてこのアッパートレッスルズにたどりついた。
引っ越して初期のトレッスルズは、
俺のサーフィンライフの物語であり、
大半の歓びを擁する原点だった。
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当時子どもだったラスティ・ロングも大きくなりました。
彼の弟グレッグに一昨日もカフェで会ったが、
それはお兄ちゃんになっていて、
そういえば彼がワイメアのエディアイカウコンテストで優勝したのでした。
すごい兄弟だ。
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レッキンボールは、
キャノンボールとBDシリーズの中間モデル。
http://blog.nakisurf.com/naki/archives/29681
スキマスキマにこうしてモデルを巡らせるのは、
ユーザーがシェイパーに注文しやすいということだけでなく、
中間ということだけではない乗り味もある。
新モデルならではの新感覚もあって、
やはり「日進月歩だなぁ」ということをいつも感ずる。
COLE WRECKING BALL
5’2″ x 19-3/4″ x 2-3/8″
ミニボードという仕様で、
理解を超えた観念が詰まった秘密板。
COLEがこれにどんな仕掛けをしたかはわからぬが、
滑走のエッセンスが小さな体積のなかに凝縮されている。
トレッスルズもCOLE愛好者が多い。
このサーファーもコールからのボードを手渡しされたのであろう。
波のサイズはセットで腰。
チェックしたジョニー・マンソンによると
「頭はあるぞ」という情報だったが、
世の中そうはうまくはできていないようだ。
想像するに西北西うねりなので、
ダナポイントでうねりがブロックされているようである。
ソルトクリークに行けば軽く頭サイズはあるので、
少し残念だが、
ーー45分かけて降りてきてしまったのでーー
ここでサーフすることとする。
下のシークエンスが一本目(上が3本目)だが、
立った瞬間にBDシリーズの血統というか、
感触があったので、
そのままフルターンをしてみた。
これにはジョニーも大喜びで、
「コールに電話した方がいいぞ」
と口をほころばせていた。
予定通り5本の波に乗って、
また45分かけて駐車場まで戻る。
90分かけて歩き、
たった20分程度のセッションは釣り合いが悪いが、
2時間だけ時間が空いていたので仕方がない。
(もしかして波が良かったら、もう少しサーフしようと思っていたが…)
ランチはブライアン・ベントが
「アメリカで一番おいしいバーガー。
危険なほどオイシくてヒップだぜ!ベイビ!」
と公言している『The Riders Club』に。
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俺はグリルドオニオン(絶品)、
チェダーにアボカド、ケチャップ(自家製)、
チップスの代わりに酢漬けビーツというオーダー。
ブライアンは俺とほぼ同様だが、
アボカドは入れずに、
ビーツではなくデフォルトのポテトチップスというオーダー。
お世辞抜きでアメリカ一番のハンバーガーだと断言。
これを食べてしまうと、
インナウトバーガーがずっと次点に下がってしまう。
健康な牛肉の赤身だけの、
真のおいしさに満ち溢れたバーガー。
世は熟成ブームだが、
ここは熟成させていないフレッシュな肉を楽しめる。
噛めば噛むほど味が開き、
全て自家製というこだわったソースと、
ここで焼いているバンズ(パン)、
そして焦がしグリルドオニオンと相まって、
思わずPCHをダッシュしたくなるほどのおいしさでありました。
5種のベルギー生ビールとの相性は、
ここで暮らしたくなるほどの凄さで、
「危険だぜベイベ」
とブライアンが言っていたのが今ではよくわかる。
お腹いっぱいでも食べることをやめられない、
ということをひさしぶりに味わった。
この感動は生まれてはじめて食べたカフェヒロを思い出すにいたり、
ヒロさんにメールを打った。
食べものに感動。
しみじみ。
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フェイスブックを見ていると、
NAKISURFアジトの新世界タカツグの写真を見つけた。
それは珍しいSURFSURFSURF1st.オリジナルVネックを着ていて、
タグを見ると、場所はマイクロネシアであるということ。
この波のレポートが楽しみなんです。
さらに見ていくと、フェイスブックでDセンパイを発見した。
センパイの愛車で、
波乗りのターンチェックに余念がない模様であった。
フォトショップの粋で、
これは怒られると思うのですが、
ここに載せておきます。
「センパイごめんなさい…」
先に謝っておきますね(*´?`*)
このNAKISURFオフィスはキッチンがついているので、
全ての料理はここでしていて、
ポテトを薄切りしてオリーブオイルで揚げてみた。
油がはねるのが嫌なので、
低温でじっくりと火を入れたのだが、
これが絶品でたまらなかった。
塩もいらないほどです。
今度お試しあれ。
ちなみに残ったオリーブオイルでなつかしの
『スパゲッティ・ナポリタン』を作りました。
コツは茹ですぎる麺にあり、
「アルデンテのはんたいのさんせい」
というキャッチコピーが浮かび、
甘めのトマトケチャップにうっとりとしながら
「これでいいのだ!」
と本日を終える。
また明日?。
これからハービー・フレッチャーに会いに行ってきます!
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