新品・中古サーフボード販売、カスタムオーダー、ウェットスーツ、サーフィン用品など。NAKISURFは、プロサーファー、フォトグラファー、サーフライターで知られるNAKIのコンセプトサーフショップです。

naki's blog

サンクレメンテの今日と、1938年_glide誌NAKISURF広告”Dream Glide, Happy Surfing!”_ゲットーハウス&サンオノフレ・サーフ_(1965文字)

San Clemente, CA

サンクレメンテ市。

キャメロンの新しいバンがやってきて、

クリスチャン・ワックの新しいボードをずっとうれしそうに見ていた。

さて、そのCANVAS/NATION工場では、

忙しそうにライアンがボードをラミネート階に運んでいた。

これはイージーライダーですね。

それを管理するクリスちゃん。

自身の会社であるとはいえ、

まだ22歳でここまでできるのはすごいと彼を讃えた。

その後、

街南に新しいモーターサイクルストアができるというので行ってきた。

工事中の前庭には、

ブライアン・ベントと同型のステュドベーカーが朽ちていた。

新車から74年後の現実。

当時の広告を古本から見つけると、

新車価格で$625というモノスゴプライス。

6万円程度で買えたのですね。

1938年(昭和13年)のアメリカ物価を調べてみると、

(1ドルを85円で計算しています)

Average Cost of new house $3,900.00

(新築平均価格331,500円)

Average wages per year $1,730.00

(平均年収147,050円)

Cost of a gallon of Gas 10 cents

(ガソリン1リッターあたり2.3円)

Average Cost for house rent $27.00 per month

(貸家月、2295円)

Average Price for new car $763.00

(平均新車価格64,855円)

佳き時代ですね。

海には、未開拓のいい波がたくさんあったことでしょう。

さてさて、

バイク屋内部に行くと、ブレークの単車があった。

「おーい、ブレーク?!」

と叫ぶと、彼は二階からはしごで降りてきた。

ジョニー・マンソンが自身が掲載されているグライド誌を

ブレークに「ドーダ、ドーデスカ!」とジマンしているところ。

そのglide誌。

巻頭は、

USAの最新サーフショップ特集で、

その中でサンクレメンテの

“Ghetto Surf”

ジョニー・マンソンがプロデュースした

「品格と野趣」なるストアがフルページ掲載されている。

NAKISURF広告がこのグライド誌内にあるんですよ。

1/2ページのささやかなもの。

でもあまり広告費を使ってしまうと、

ボード価格に跳ね上がりますからね。

頃合いがむずかしい。

GLIDE誌なので、

こんなスッキリデザインとしました。

左から

グリーンフラッシュ

CANVAS

ブライアン・ベント

AVISO

COLE

というソウルな内容。

“Dream Glide, Happy Surfing!”

そのゲットーサーフ内。

ジョニーが自作Tシャツグラフィックをスケッチしている。

大量のグラフィックデザイン。

この中からプリントされるのは、

1枚あるかないか。

とてつもない競争率を勝ち抜いてのプリントだから、

誇らしく展示されているようにも映る。

ゲットーサーフ内に併設されているのは、

やさしくまろやかな

『サンオノフレ・サーフ』

こちらもジョニーデザインですが、

やさしく、

BBQの煙が砂浜にたなびくようなデザインなんですよ。

これらはどこにも卸していなく、

またウエブサイトも作らず、

対面販売だけのオールドスタイル。

「それでは」

とデザインを選んで、

NAKISURFで仕入れてみました。

https://www.nakisurf.com/blog/showroom/archives/39148

昨夜より販売開始しております。

https://www.nakisurfshop.com/SHOP/30264/30268/list.html

ここには、

奄美のグリーンヒルTもあるのでぜひぜひ?。

ゲットーサーフは、

『裏通りにあって売れそうもないけど、

じつは売れているサーフショップ』

というのをサブコンセプトに、

ビートの効いたインスタレーションで、

ロックな店内を表現している今風のサーフストアなんです。


「南南西うねりが入ってきた」

とブライアン・ベントが言うので、

仕事を終えて、

日没前のサンオノフレセッションに行ってきた。

浜ではアコーディオンセッション。

この音色は人を集めるようで、

瞬時に老若男女がパラパラと吸い寄せられた。

そんなシーンを見ながらパドルアウトし、

クラッシックなグライドを数本して日没終了。

ちなみに今日の日の入りが20時03分。

8時半までサーフできる夏の日か。

そうだ、

昼間クリスちゃんに用事があったので、

ついでにフラッフィーにも会ってきました。

というよりは、

フラッフィーに会いたくて、

クリスちゃんに用事ができたのかもしれない。

フラッフィーはいつものように眠そうでした。

ゆったりと動くヌイグルミ。

不思議ネコです。

みー

のんびりとしましょう。

それではまた明日?\”\(=^x^=)/”/


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