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naki's blog

若き伝説ライアン・イングルのこと少し_Shinya Kimuraこと木村さんのやたら速いモーターサイクル_来た来た来た!プレイング・マンティス初号機。しかも!_同じシェイプで、素材による性能の違いをテストせよ_KEAHANA(カハナ)についてちょっぴり_(2158文字)

ライアン・イングル。

NATIONとCANVASをシェイプする若きデザイナーだ。

彼のシェイプボードに関しては、

伝説的なエピソードがたくさん用意されている。

それもノンフィクションでだ。

サンクレメンテの歴史と、

シェイパーの層の厚さが彼をここまで押し上げてきたのだろう。

彼の哲学と、

最先端シェイプマシンAKUが一体となって、

マジックボードを創り出している。

美しいデザインと造形、

クリスちゃんによってCANVASが知られるようになって、

リピーターが後を絶たないというのがその証拠だろう。

難点は大量のボードを抱えてしまっての納期だが、

現在は工場を拡大しながらそれに対応しているので、

こちらも弱点ではなくなる日が近いだろう。

さて、モーターサイクル話です。

Shinya Kimuraこと木村さんは、

Azusa山の麓でマニア垂涎のカスタムショップを主宰している。

モーターサイクリストにとっては、

「真の人」

「神」

と称されているのもまた事実です。

俺たちは週末に行き、

宝箱のようなショップ内部を再探訪してきた。

やけに美しいヘルメット。

書体にも木村さんらしさが現れていて、

硬派な文体にレンズが釘付けになってしまった。

整然と並んだ工具がやけに美しく、

ポモナから帰ってきたKrakenくん。

謎の海洋生物で、

これはナゾタコではないというナゾナゾをここにおいておく。

nazoタコについてはこちらを。

http://blog.nakisurf.com/naki/archives/32467

.

氏の美しい工具アート。

Tシャツのグラフィックにしたくなったのは、

俺だけではないはず。

そして、

なんと木村さんが俺に工具箱をプレゼントしてくれました!

それも突然。

驚きうれしくて、

どうしていいかわからなくなってしまった俺。

1950年代の工具箱。

木村さんの書体。

うう、ありがとうございます。

後生大事にします!

1915年のインディアン。

木村さんは毎年これでアメリカ横断をします。

今年バージョンはピストンを替えたら調子がいいのだそうで、

氏のブログで、

先週標高5500フィートにあるクリスタル茶屋まで行っているポストがあった。

http://shinyakimura.blogspot.com/2012/06/1915-indian-at-5500-feet-up-day-9.html

標高5500フィートというのは、

1676mであるので、

100年も前の単車がここに到達するというのは、

ものすごいことなんだと察する。

波乗りで例えると、

ブライアンのボックスで、

バックドアやホワイトハウスを乗るようなものですね。

うーん、すごい。

氏の芸術的な造形作品にただただ見とれる。

.

砂地で100マイルを軽く超えるナックル。

この単車をインスピレーション展で見たとき、

電撃が体を貫いたフラッシュバック。

木村氏の作品が他と違うのは、

「それはよく走る。しかもやたらと速いのです」

とは、謎のX氏。

やさしいノラは、

チャボさんのオリジナルネコ。

サンクレメンテに戻ると、

ロボから「来たぞ」というSMSがあった。

「来たか」

と取りに行くと、

「来ていた」

これだけでは何のことかはわかりづらいのだが、

そーです。

俺のプレイング・マンティスが完成したのです。

興奮していると、

カハナ社のラオウがデリバリーのためにやってきた。

そして、

「NAKIのボードももってきていマス」

と言うではないか!

おー!

ここにも俺のプレイングマンティスが!!

いきなり2本!

こんなことってあるのですね。

5’4″ x 19-1/4″ x 2-5/16″ Color Foam

5’4″ x 19-1/4″ x 2-5/16″ KEAHANA(カハナ)

という同サイズ。

違いはカラーフォームかカハナか、

ということ。

今回のプレイングマンティスのお題は、

「同じシェイプで、素材による性能の違いをテストせよ」

という任務らしい。

カハナ素材については、

以下のリンクをご覧ください。

https://www.nakisurf.com/faq/board/keahana.html

Praying Mantis

いよいよ来ました!

カハナボードのチェックをはじめた俺たち。

ラオウによると、

「ラミネートの際にオーブンに入れ、

高温で硬化させるため、

ボードは硬く強く、軽く、耐久性に優れています。

さらにはブランクスのやわらかさは業界随一です。

この全体的なしなやかさと、

太いストリンガーからムチのようにしなるターンを実現させたのデス」

コールシェイプがこの素材を扱いはじめたということは、

コールの理想に近いサーフボードになっているのだそう。

カハナハ、工場の規模も大きいので納期も早く、

ボードの品質(決して外観ではない)もトップレベルということで、

コールはレイルのフォイルと、

エッジを確かめて全てのボードに合格点を付けていた。

それにしてもコールは、

ボードがデリバリーされると、

こうして全てのボードのレイルとエッジを確かめ、

自身が表現したものと同様になっているかを確かめている。

シェイプからグラスやサンディング工程で、

レイルが変わってしまう工場も多いので、

カハナ工員たちの技術が高いことがここに証明された。

そしてコールはまたシェイピングベイに戻っていった。

波に乗りたい。

しかしサンクレメンテは波が小さい。

サンディエゴか?


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