「カリフォルニアってもう少し暖かくなかったか？」

そんな言葉が口から出るほど底冷えしているサンクレメンテ。

現在夜１１時で、気温が３度。

一昨日の東京も寒かったが、

あれで２度だからあまり変わらないということになる。

昨日の強風オンショアで波が少しあるというので、

ピアに行くと、冷たい強風が全身をさらった。

どうやら波乗りというより、

車の中から波を見ていたほうが良さそうだ。

こんな波。

でも昨日移動日でサーフしていないから

本日を「マストサーフ日」と決めていた。

飛行機内でなまった体を起こさないと時差ぼけも治らない。

入水すると、異常なる冷水に気づいた。

（後で調べたら11.6度）

これは千葉北の海水温よりも冷たく、

しかもノーグローブだった。

手を水に入れるとものすごく痛く、

頭痛がするほどで、

でも手を入れなければパドルができない。

バタ足で進もうかとも考えたが、

そこまで波は小さくない。

歯を食いしばりながらパドリングを１０回づつに分けて、

なんとか沖に出ると、それはいい重なり波がやってきた。

痛い手のままテイクオフするが、

腕も体も硬直していたようで、

いつもよりノーズ寄りに手をついてしまい、

いきなり落ちそうになった。

写真を撮ってくれたさとるさんに

「５本だけお願いします」と言っていたが、

ちゃんと乗れたのは２本だけという辛さでありました。

上がると、濡れているのでさらに体感温度が下がり、

水シャワーが怖かったが、

浴びてみるとやけに温かく感じるほどの気温。

誰もいない激寒サーフ。

北に行けば、この倍寒いというのだが、

グローブと、ヘッドキャップがあれば大丈夫という気もしている。

慣れてくると人間はなんでもできます。

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コール工場に行くと、

新しいモデルの初期プロトモデルを作っていた。

聞くと、

「いやあ、新しいモデルではなく、

V12にルースキャノンのノーズを搭載したらどうだろうか？」

と思いついて作ってみたんだ」

「ふむふむ」

「だからV12改造となるんだけど、

ボトム起伏の調整が大事になるだろうから、

明日フレッシュな気持ちで確認してみるよ」

と言っていたので、完成が待ち遠しい。

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リンタロウさんのオフィスの前を通ると、

愛車ドドゲ号にステッカーを貼っていたところだった。

それは2月8，9日と開催されるインスピレーション展のもので、

今年もNAKISURFは出展します。

去年の模様はこちらです。

http://blog.nakisurf.com/naki/archives/30084

インスピレーション展主宰のリンタロウさんによると、

ブラ師匠のユナイテッド５０と、

俺のブースが隣接しているようで、

それはうれしい予告でした。

俺が登場するやいなや、

「椅子に座ってください」

と言う。

「いいですよ、寒いですのでストーブの前にいますから」

とお伝えしたが、

「どうぞどうぞ」

とすばらしい座り心地のアンティーク椅子をあてがわれ、

そのフォルムに感動すると、

リンタロウさんがかなり嬉しそうにしていた。

かなり珍しいというリビングルームチェア。

脚がこの黒色がさらに珍しいという。

リンタロウさんは、

一昨日まで日本にいたというので、

「俺が昨日だからほぼ同じです！」

お伝えすると、

「寒かったですよね」

と嬉しそうにしていた。

そしてブラ師匠のところに。

ブライアン作の福箱ハッピーサーマルが大人気だったことを伝えると、

かなり喜んでいた。

こちらもうれしいのです。

ブライアンは、

カスタムTを作るのに夢中だった。

俺たちに完成までを見学して欲しそうだったが、

体が冷えていたので、

おいとまさせていただいた。

フラッフィーは、

今日も変わらずお休みです。

暖かそう。

暖炉を見ると、

千倉シーキャビンさんの薪ストーブを思い浮かべてしまう。

それではすばらしい土曜日に！

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