(写真はイメージです)
『 ビーター』 に乗って
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四年一組 山本一郎
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『 ビーター 』 に乗ったあと、
景色の全てが輝いて見えました。
海の色、友だちの顔、そしてお父さんのヒゲ。
運動が苦手なぼくは、
はじめて人に迷惑をかけないで運動ができたのです。
お父さんがビーターを買ってきたときは、
はっきり言って迷惑でした。
溺れたらお父さんのせいだと思っていました。
しかし、海の岸で遊べることと、
しっかりつかまっているととても安全なことに気が付きました。
海に行くときもぼくはできれば、
家でニンテンドー3DSをやっていたかったのですが、
海に行けば、帰りにお寿司が食べられるので、
やってきて良かったです。
今まで運動すると、
誰かに迷惑かけたりするのが嫌だったのですが、
ビーターで波に乗るのは、
誰にも迷惑がかからないです。
岸にいて、乗っていけそうな波を見極め、
波に向かってビーターを走らせる瞬間、
ぼくはぼくになれたのです。
人生ずっと生きていて、
こんなに最高の気持ちになれるのは、
『ドラゴンボールヒーローズ』
で究極神龍を出したときくらいです。
でもゲーム世界より、
現実の世界でうまくできるぼくがいたのです。
波に乗って、右へ左へ。
砂浜がせまってきます。
後ろ足を踏むと、砂浜に着陸できるのです。
何度もやっているのですが、
毎回違う波がきて、
一生懸命やっていたらお父さんにほめられました。
また海に行けるようにそれまでがんばって勉強します。
お母さんのお手伝いもします。
またビーターで波に乗りたいです。
お父さん、ありがとうございました。