
New SSW(195-205) groundswell
and some WNW(280-300+) swell-mix continues.
新しい南南西うねりが入ってきました。
西北西うねりもまだ残っていて、
どこもすばらしいコンディションのサンクレメンテ。

ランチミーティング前に45分間のクイックサーフ。
サンオノフレ岬と、
チャーチのあいだにすばらしいレフトを発見したのです。
しかも無人。

AVISO Gold label Cole BD3
5’0″x 20-1/4″x 2-5/8″
沖が深いのか、
遠くからの南南西なのかはわからぬが、
台風波のようにやたらとパワフルだった。
こんな日は、
じっくりと斜面にレイルを使って圧力をかけていく。
圧が速度に変わったり、
切り返しの重力感覚がじつに愉快なセッションだった。
バックサイドがひさしぶりだったこともあり、
ちょっとした新しい感覚だった。
カリフォルニアはライト波が多いのですね。
AVISOから写真が届いた。

これはスペインサーファーの写真だそうで、
あちらでもAVISO人気がめちゃくちゃ高いという。
こういうハイエンドで長寿製品の需要が増えるのでしょう。
「使い捨てでない」
というのはこれからの時代の必須条件ですから。
□
COLE工場に行くと、
CANVAS/NATIONのライアン・イングルと、
コールが話し込んでいた。

達人シェイパー同士のシェイプ談義はすごいものがある。
コールは、
マンティスのアウトラインの直線部分が気になり、
それをライアンに伝え、
ライアンの意見が戻り、そこから談義が深くなっていく。
あげくの果てにはレイルエッジのタック位置にまで話が及び、
もう止まらなくなったふたり。

コールは孤高というか、
長年ひとりでやっていたので、
こうして若く優れたライアンとの会話からかなりのことを学んでいるのだろう。
それは、ライアンにしても同様で、名匠コールから得ることは大きい。
サンクレメンテは、
1960年代から一番のシェイパーたちを輩出してきた地であるから、
それは伝統なのでしょうね。
やはりサーフィン業界にとって、ものすごい歴史があります。

□
本日のユナイテッド・フィフティ。

海のように毎日景色が変わるのは、
絵が増えたり、
一点もののTシャツが完成しているから。
ブライアン・ベント師匠はここでアートと真摯に向き合い、
波乗りや幸せなことを表現しながら一日を過ごしている。
それは俺にも伝染していて、絵を描くことが多くなり、
写真も変わってきたと感じている。

スクリーンプリントのみならず、
筆で直接Tシャツに描くことを始めた師匠。
読者から
Q.
「手描きのシャツですが、洗ったらプリントが消えませんか?」
という質問をいただいたので、
ここに返信を共有しておきます。
A.
スクリーンプリント・インクを使って、
完成後、高熱で長時間定着しているので、
スクリーンプリントと同じ耐久性なんですよ。

また新しいプリントが完成しました。
この分だと毎年1000枚近くのデザインとなります。
□
低気圧が来ていて、オンショア風が吹いてきたが、
約束通りロボとレッキンボール・ミーティングをしてきた。

場所は王子邸前。
ここがわかる人はかなりのサンクレメンテ通です。
シークレットブレイクだが、
サーフィングの本場サンクレメンテですので、
誰が来ても、マナーが守れるサーファーであれば、
笑顔で迎えてくれるブレイクです。

サンクレメンテで生まれ育ったロボ。
幼少時代に遊んだビーチで、
勤務先のボードでサーフするというのはどういう気持ちなのだろうか?
しかも彼は、
「最も評価されていないプロサーファー」
にノミネートされたことがあるほどのスゴ腕。

最近フェラーリレッドのボードを見かけることが多いのだが、
この少年もそうであった。
「少年よフェラーリを抱け」
(これはクラーク博士の言葉の変化版だが、
クラークフォームとは何も関係がない)
さて、ウエットを着た俺が、
「3本だけ撮るから」
と浜に残って撮ったのがこのシークエンス。

風が強く、
かなりジャンクなコンディションだったが、
さすがロボ、最上級なクヌヤロを決めてくれた。
それから俺も入って、三本だけ乗った。
夕陽が出てきたので、
ボードを浜に残し、
インスタグラムに凝っているロボと夕陽撮影大会をした。

「もう少しで色が出るね」
と、夕陽に詳しいロボ。
彼のアジトから夕陽を待つ幸せ。

よーし!
と撮ったのがこれ。
今インスタグラムしておきました。

このインスタグラムのフィルターがすごく、
写真に詳しい俺でも解明は不可能。
ロボは画像処理ソフトを使っていて、
さらにフォトスティッチを使って、
6枚もの写真をつなげて撮っているからものすごい作品となっている。
ここまで来るとプロ以上です。

ロボはすごい、
インスタグラムって、半端ではない。
□
今日のブログはここまで。
(すごいオマケ)
師匠が8フィートのボックスを俺の友だちに作ってくれたのだが、
そのドキュメントをここに。

まずは2012年のポリエスター製の9’5″ボックスと、
1930年製のオリジナル12’0″を型取りに使った。

板、しかも合板を置き、
大好物のバーガージャンキーのチョコ&バニラシェイクを飲みながら、
アウトラインを模索するブラ師匠。

この時、
俺の電話が鳴り、
それはクライアントからで、
「契約書が届いたからサインしに来て欲しい」
ということで、
「また来るね〜」
と師匠に伝え、一度ユナイテッド50を後にした。

1時間ほどして戻ってくると、
!
!!
!!!
!!!!
!!!!!
えー、もうできているのではありませんか!?
師匠はディズニーの小人たちを隠しているのか?
その通りに聞くと、
「俺は始めると早いんだ。
作業が好きなんだよ」
とは、いつもの言葉。

それにしても早すぎます。

どんどんできていくボックス。
ひっくり返すと舟組み、
じゃなかった骨組みが現れた。

おー!
内部はこうなっていたのですね。
穴が空いているのは、
浸水するので各室からその水を流すためだそう。

各箇所を念入りにチェックし、

隙間がありそうな部分にマリン用のエポキシ樹脂を塗り込む。

今度は戻します。

接合部に前出のエポキシ樹脂を塗っていく。

最初はヘラでやっていたのに、
いつのまにか指で直接盛る師匠。

「本当は手じゃいけないんだ」
と思い出したように言い、またヘラで盛り続ける。

「こういう角が大事なんだぜ」
と丁寧に隙間なく埋めていた。

盛り終わったら、板にボックスを合わせ、
フタとなる部分のアウトラインを取り始めた。

重いから互いが動かないのか、
ツツーと曲線を描いていた。
でもそんなに簡単なことではないような。

それをおもむろに電動ノコギリで切り出しはじめた。
確認という字は師匠にはないのですね。

ガガガ〜
ガガ〜
ゴゴ

切り終わってから、
「あ、ニスを塗るのを忘れてた」
と言うので、一緒に塗っていった。

フタの裏にもしっかりと塗ります。

乾くのを待たずに合わせる師匠。
「大丈夫なの?」
と聞くと、
「気密状態にはならないから平気なんだ」
と、さすが何本も作っているだけあるお答えが返ってきた。

またインパクトを使って、
「ギュン、ギューン、ガガガ」
とどんどん接合していく。

あっという間に55本のスクリューが各所に施されて、
次は
「弁を開けないとな」
と言いながらノーズに水抜き穴位置を決め、

ドリルで直径一インチの穴を開けました。
「木製だからさ、浸水は付きものなんだ。
水が入るとまた調子がいいんだぞ」
と言いながらガー!と一瞬で穴を空けてしまった。

「第一部完成!どーだい?」
と誇らしい顔をしていた。

すごい!
重いです!
最新最高です!
と褒め称えた。
作り始めたのはわかるが、
まさかこの日にここまでできてしまうとは夢にも思わなかった。

「やはりボックスはかっこいいぜ…」
と大満足の師匠。

また細かく接合部をチェックし、

エポキシ樹脂を施されて、
少し休まされた後、師匠の家に凱旋。
明日はサンディングだそうです。

翌日、師匠の家でサンディングを施されて、
ツルツルピカピカとなって、
ボックスちゃんがやってきた。

このサンディングが大変な作業らしく、

それを終えたらペイント、そして仕上げだという。
完成は間近です。
その間俺はロスアンジェルスに行く用事があったので、
向かっていると、
師匠から「そうだ、何の絵を描けばいいのかな?」
と電話があった。
「あ、待っててください。今友だちに聞いてみます」
とSMSで聞いてみると。
「絵が入るなら、ピストンが交差した、
Hot Rod on the seaみたいなやつでお願いします」
と返信があったので、
すぐに師匠に電話すると、
出ないので、その内容の留守番電話を残した。
少しすると、
「ごめんごめん、
絵を描くのに夢中になっていて電話に気づかなかったよ」
とあったので、
「あのー、留守番電話は聞きましたか?」
と恐る恐る聞いてみると、
「いや」
と言うブラ師匠に
「何を描きましたか?」
と尋ねてみると、
「ピストン二つのホットロッドオンザシー」
と言うので、驚いてその偶然と奇跡を伝えると、
師匠もかなり驚いていた。
友だちもボックスライディングを通じて、
意気投合した仲。
だからなのか、俺たちの間には、
何か不思議なチカラが働いているのだと確信したエピソードであります。
□
翌日はニスを五層も重ねたのだそうで、
そろそろ完成だと言うので師匠の家に行く。

おー!
こんなにかっこいいのですか!!!
「写真撮るか?まだニスが乾いてないけど、
あっちに持っていこう」

と少しぺたぺたするボックスを運んでくれる師匠。
ボトムは真っ黒。

以心伝心ピストン二つ交差アートがノーズに。

もはや感動的であります。

木製自作フィン下部には珍しいフルネームサインが。
いいなあ〜。

デッキ側は線が施されていて、
七本は幸運、
三本はトリニティで、
五本は仲間、そしてユナイテッド50のマルがあって、
テイルの二本は「始まり」という意味なんだよ。
と全ての意味を込めて、描いたのだそうです。
「8フィートを作ったのは初めてなので、
浮くか心配だよな」
「試し乗りしてもいいかを聞いてみますね」
と友だちに聞いてみると、
「どうぞどうぞ、ぜひ試乗しまくってください!」
とあったので、
俺と師匠は試乗しまくりました。
この通り、
ホワイトウオーターに当て込んでしまう師匠。
ものすごいレイトテイクオフもメイクし、
このままだとパイプラインもこれで乗りそうな勢いが出てきました。
「8フィートは正解だよ!」

という師匠に大きく賛同します。
俺の写真はないのですが、
8フィートでも十分でして、
ニーパドルあり、
楽しくエレガントな滑りと、
スリリングなるスライドを再現したのです。

水漏れはまだしていませんが、
こうして水切りをするのも粋だと思っています。

せっかくなので、
デッキ面の写真も撮ります。
1930年は昭和五年。
そんな時代のボードを完全再現したブライアン・ベントに感動。

いつかはボックス仲間を集めて、
こんな写真を撮ってみたい。
ということで、今日の長いブログが終わります。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
すばらしい週末にしてくださいね!
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