naki's blog

月別アーカイブ: 2010年09月

2010年09月30日(木)

人の視点、雲の視点_カウアイコーヒー・プレミアムな焙煎所から_みなさんにお世話になった電車サーファーひとり_(4044文字、中編です)

IMG_7916

©Jeffrey Courson

おはようございます。

2010_NH_Air_T8854

これらの写真は俺の出発時に機内から撮ったものだが、

一番上の虹の写真も偶然同日同時刻にジェフが撮っていて、

滝のように海に注いでいる大きな虹に感激した。

2010_NH_Air_T8852撮った場所は、

ちょうど上の画像の中央左側なのであります。

人の目と雲の目。

そんなスケールのお話でした。

今日も寒いですね。

もう秋日なのだ、

と夏をあきらめはじめています。

http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/16149

昨日のE-USO / 2011 NRSS / “Manray”画像に驚かれて、

数多くのメールをいただいた。

その多くが、

「こんなの乗れるのですか?」

という素朴な内容だったが、

ドッキー(Doc)というシェイパーを愛し、

また信用しているサーファーからは、

「間違いなく走るでしょうね」

とか、

「根拠もありつつの自由な発想って素晴らしい」

というお言葉も届き、

時代の慧眼者たちには、

あのフォルムの本質を鋭く見抜いているようだった。

派手ではないが、

公平さんのボードもしかり、

またはコールもそうであるし、

「それぞれの長い道をしっかりと、

踏み固めてきたものだけが得られる輝き」

というものを携えているのでしょうか。

2010_JPN_Air_T8865

これは日本の田園風景で、

夏の余韻がこの絵には感じられます。

長い河を渡り、

俺たちはどこに向かうのだろうか?

遙かなる先へなのか。

と、俺はこれから聖地、武道館に向かうための準備をしている。

何を得、それを昇華させられるのか、

そんな日々を過ごしていきたい、

と冷たくなった風に願うように感じている。

P1030521

さて、ショールームに持っていくと、

その香りと風味からスタッフ全員が驚いている

「プレミアムコーヒー」のお話です。

http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/16014

バタバタしていたノースハワイ出発前にこのローステリーに行き、

2010_Kauai coffee_T7816

そこで、

コーヒーの真髄を味わってきました。

2010_Kauai coffee_T7817

ここは、

カウアイコーヒー農園をマネジメントしているリチャードの個人焙煎所。

2010_Kauai coffee_T7877

彼の公休日のみ、

一台の焙煎機で黙々と乾煎りしている。

2010_Kauai coffee_T7868

じつは、

ドミンゴのお父さんがリチャードでありまして、

すばらしい人格の彼の父もやはりすばらしく、

そんな人の縁も感じております。

仲良しの親子、

他州の大学に行ってしまう息子はこれまではアルバイトとして、

この焙煎所を手伝い、

それらの作品はノースハワイ、

オアフ島やマウイ、

各地のファインレストランに出荷されている。

ただ、生産数が少ないので、

店頭に並んだことはないという。

コーヒーの歴史として、

カルディ伝説を聞かせていただき、

コーヒーというのは魔法のような飲み物だということを再び知った。

この焙煎所の圧巻は、

その実(種)の木の入手方法で、

農園を熟知しているからこそ、

最上級となる位置の木からだけのを摘んできているという。

まるでワイン葡萄のような話ではありますが、

やはり全く同じで、

そんなお話を聞いていると、

「さすが」と感激してくるのです。

そんな選ばれた実にじっくりと火を入れて深煎りすると、

こんな美しい色になりました。

2010_Kauai coffee_T7819

「大量生産のは、

機械で一気に火入れしちゃうからどうしてもばらつきがあるのデス」

とはリチャード。

そういえば先日ペルー産のプレミアム・ダークローストを飲んだとき、

焦げ臭く、こんなものだと思って飲んでいたが、

彼によるとそれは文字通り

「焦げていた」のだそう。

豆は生きもので、その時の状態によって、

毎回火焼き時間を変えるのが正しいのだそうです。

2010_Kauai coffee_T7824

さて、

そんな由緒正しきコーヒーの実に火入れするのは、

ロースターたちにとっての名刀ディードリック製のロースター。

2010_Kauai coffee_T7829

これをリチャードは子どものように大事にして、

ロースト中は20秒おきくらいに、

中の豆の状態をチェックしたり、

機体をさするように拭いたり、

2010_Kauai coffee_T7832火の強弱、

空気吸入口を細かく調節して、

最良の状態にすることに余念がなかった。

2010_Kauai coffee_T7835

炒り方には色々あって、

粒の中の水蒸気が膨張して最初に弾けるときに引き上げるのを

「浅煎り」というのだそうだ。

これはアメリカンローストといって、

ほのかなコーヒーの風味を楽しむものだという。

俺は今まで薄めたコーヒーをアメリカンというのだと思っていたが、

実際には炒り方だったのですね。

2010_Kauai coffee_T7838

こんな程度の火入れ。

それからミディアムローストへと移行していくわけだが、

2010_Kauai coffee_T7839

この時、

ロースターの釜内温度が華氏434°。

摂氏だと223°なので、

かなりの高温がコーヒーにかけられている。

ミディアムを過ぎること30秒後、

第二次発泡という「パチプチ」という小さな破裂音がして、

この後、5秒おきに状態を確認し、

2010_Kauai coffee_T7840

頃合いになった瞬間に、

釜から「ザーー」っと落として空気冷却する。

2010_Kauai coffee_T7842

おー!!

大好きなカウアイコーヒーの香りが俺たちを包む。

2010_Kauai coffee_T7859

撹拌され、冷却していくと、

カウアイコーヒー、

そしてダークロースト特有の艶が出てきた。

2010_Kauai coffee_T7866

それを満足気に確認するリチャードとドミンゴ親子。

“コーヒー博士”

と勝手に昇格させていただいたリチャードによると、

ハワイでは「コナコーヒー」が有名だが、

高度があって、気温も低いところでの栽培となるので、

独特の酸味が出てくるという。

さらには、

「この酸味はマニアにはたまらないものではあるが、

暖かい土壌のコーヒーのほうが甘く、

柔らかな風味になるので、目隠しして飲むと、

多くの人がカウアイコーヒーのほうを好きだと言うだろう」

と教えてくれた。

なるほど、

だから俺もカウアイコーヒーが好きだったのだろう。

なんといってもコーヒーミュージアムで、

かなりの回数の試飲をしていますからね。

http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/15465

そこで飲む、

高くて手が出ないブルーマウンテンもコナと同じ印象で、

俺にとっては酸味がありすぎるのです。

このカウアイプレミアムは、

パカラビレッジを望む、

エレエレという丘のワイメア渓谷の崖に位置する地形で収穫されているので、

ハワイに降り注ぐ太陽、

そして渓谷からの冷たい風、

アメリカで一番という降雨量がコーヒーの木を育んでいたんですね。

おいしいのは当たり前だという気になってきた。

P1030508

さらには世界各国の実を手に入れ、

スペシャルブレンドも創りだしているリチャード。

ハワイはご存知の通り輸入にはかなり厳しいので、

そんな中、生豆を手に入れているのは特筆に値する。

P1030518

炒りたてのコーヒーを飲みましょう。

ということになり、

P1030520

フレンチプレスが一番おいしい飲み方なんですよ。

お湯にコーヒーが触れるのが大きくなるので、

少量で、余すところなく味わえます。

P1030524

と、それはそれはおいしいコーヒーを淹れていただきました。

P1030698

さらには大人気のフレーバーコーヒーにもこだわっていて、

「他社は少し落ちるB品の豆をフレーバーコーヒーに使っているのですが、

私はこのプレミアムをそのまま混ぜてフレーバー級としています」

P1030701

とスペシャルなフレーバーコーヒーとなっている。

リチャードは現在、

カウアイで生産されるラム酒味と、

バニラマカダミアナッツ

モカ(チョコ)マカダミアナッツ味の

三種を製作していて、

これらも俺の大好物となりました。

「大量生産ではないから…」

ということだったので、

月に限定数だけNAKISURFショールームに分けてもらうこととなり、

手持ちでワンバッグ持ってきたのです。

じつは仙台に行くときに車内にそのコーヒーを入れた袋があったのですが、

コーヒー嫌いのD先輩までもが、

「これさ、すっげえーいいコーヒーだべ、俺欲しい」

「だめですよ。それに先輩はコーヒー嫌いじゃないですか」

「ん、急に好きになった」

「ドリップだから淹れられないですよ」

「そのドリップを買うから頼む」

ということになったほどの香りなんです。

そしてD先輩は朝に夜にコーヒーを淹れることになったほどでして、

昨日もショールームにコーヒーを買いに行かれたのだそうです。

2010_Kauai coffee_T7834

そうだ、昨日波があるというので電車で茅ヶ崎に行ってきました。

トランクスとタッパだけを手提げ袋に入れて海に行くというのは、

なんだか誇らしく、

D先輩やグータンにも

「電車サーファーだからね」

と電話でジマンし、

さらにはシェーンにも

「電車で波に乗ってきたよん」

とSMSを打ち、すばらしい時間を過ごしました。

シェーンについては以下のリンクをご覧ください。

http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/16115

P1040389

ボードがないので、

The area 51の川高さんのお店でボードをレンタルすると、

「これも乗ってみてください」

とアライヤ風の新井屋を貸していただいた。

BD3はもちろんミニシングルで、

俺のブログを読んでいない川高さんは

「そんなんで乗れるんですか!?」

と驚かれ、

「今、大流行中なんですよ」

とニヤリとお伝えする一幕もあったことを付け加えておく。

新井屋は1本目がマンライ(旧名:満足ライディング)で、

2本目からパーリングしたりして、

なかなか困ってしまった。

あまりショアブレイク系の波には向いていないのかもしれませんね。

海でミノルさんにひさしぶりにお会いすると、

今は、麻布十番でクラブをプロデュースされているのだそうで、

あいかわらずご活躍とのことでした。

ライトのピークでは、

レトロツインに乗ったrlmラバーの村松さんにもよくしていただいた。

緑くんと同じデザインのボードですね。

こうしてみなさんにお世話になっているのだなあ、

と帰りの電車の中で感じ入っていた。

ありがとうございました!

今日もすばらしい日にしよう。

みなさんもすてきな日にしましょうね。

もう木曜日なんですよ。

2010/09/30は忘れられない日になるでしょうね。

そんな日の都内は、小雨で煙っています。

暖かくしてお過ごしください。

今日も来てくださってありがとうございます。

みんなに深謝、

自然にありがとう!


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2010年09月29日(水)

E-USO / 2011 NRSS / “Manray” by Surf Prescriptions!!

100913 DOC Factroy 900 8

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100913 DOC Factroy 900 9

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100913 DOC Factroy 900 7.

DOC Factory E-USO 900 3.

DOC Factory E-USO 900 5

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DOC Factory E-USO 900 4

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DOC Factory E-USO 900 2

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DOC Factory E-USO 900 1

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E-USO STUDIO SHOT 900 2

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E-USO STUDIO SHOT 900 1

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2010年09月28日(火)

ノースハワイでのBD3動画_ビッグウエーブの修平さん、ミニコスモタイガーの古代くん_(1188文字、短編です)

SAM_7538(e)

こんにちは、

雨、雨、雨ですね。

ノースハワイからホワイトハウスの画像が届きました。

夢景色みたい。

これから原宿ショールームと、

10月13日に六本木ミッドタウンで行われます

『NAKIPHOTOイベント』

の打ち合わせに行ってきます。

お会いできる方、楽しみにしております。

2010_NH_Flower_T7881

ノースハワイのことを書いていたら、

出発前に撮ってもらった動画のことを思い出した。


.

http://www.youtube.com/watch?v=j4q2FrJyXOA

.

これは『小波でのBD3』でして、

いつかは動画ブログとしたいので、

その予告編になるのかもしれません。

よろしければ見てくださいね。

音楽にもこだわったんですよ〜。

昨日、台風12号南房総編をポストしたが、

同日、きっとほぼ同時間頃、

隣のビーチでのセッションの画像が届きました。

20100926 140

ライダーはJ’s主宰の岡田修平さん。

50歳を越えての強波、

グライド、そしてこのターン。

同じうねりにいたからこそ、

この波のものすごさはよくわかります。

継続こそが力で、

そして輝きなのだと再び教えてくださった大先輩なのです。

修平さんは波乗りのみならず、

世界記録保持者のフィッシャーマンで、

文章家で、ロックの人、そしてロマンチストなのです。

「サーフポイント」

という表記は間違っていると公言されていて、

それは俺と同じでうれしくなりました。

なぜかと言いますと、

ポイントというのは”岬”という意味なので、

(岬波だけはポイントと言う)

他のブレイクと混同してしまうのが、

言葉を使う人にとってはつまらなく感じるのですね。

俺はカリフォルニアでは、

きちんと伝わらなかったのをまだ根に持っているのかもしれない。

そのときは

「波乗りする場所を教えてください」

と聞いたのだが、

サーフブレイクでなく、

件の”ポイント”という表現をしてしまったため、

アメリカ人は

「ははぁ、岬波を探しているのだな」

と勘違いされ、

コットン岬のみを教えてもらったという経験があります。

この誤字系で良く聞くのはビッグウエーブ(なぜかグがクになる)、

クアッド(こちらはアがワになる)

も誤表記が多いので気をつけましょう。

わからなくなったら原語を見ると一目瞭然ですね。

Big wave

Quad

先日も仙台に向かう東北自動車道は、

大谷PAのドトールで、

「ホットドッグですよ。

HOTDOGなので、濁るのが正しいのです」

とグータンと一緒に指摘しましたが、

訂正されたかなぁ?

P1040357

↑こちらは

【ミニシングルフィン・コンテスト】

大賞の最右翼である古代くん。

ミニコスモタイガーで、

今日もどこかでグライドしてグルーヴィンなんだそうで、

それを動画で確認しました。

あの波であの動き、驚きました。

今日もNAKISURFにお越しくださってありがとうございます。

雨ではありますが、

今日もきっとみなさんのすばらしい日になりますように。

海遠き 秋風感じ 雨の江戸


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2010年09月27日(月)

海が震えた日_いい人世界選手権米国代表シェーン初登場!_(4412文字、中編です)

こんにちは、

しとしと秋雨ですね。

傘の季節となりました。

いかがお過ごしですか?

P1040239

昨日は台風12号のうねりを求めて、

南房総まで行ってきました。

P1040256

大きなしっかりしたうねり。

ロスカボス前、Ross前共に、

すばらしい波がブレイクしているのにどこまでも無人。

無人サーフ、無人ラインナップのオンパレードだった。

「日曜日の千葉なのにかなり変だ」

と思うのだが、

ノースハワイのように鮫が出たとか、

津波警報というわけではなく、

千倉の古代くん(旧名秋元さん)と、

勇人さんに聞くと。

「波が大きすぎて、

みんな勝浦か房総半島の裏に行っているんですよ。湘南とか」

と言う。

昨日より先発して、

千倉から鴨川までを偵察していた好青年山田さんと連絡が付いた。

山田さんについてはこのブログ日に詳しいのでぜひ!

AVISO BD3で滑ったソフトサンドリーフの恍惚_山田さんの一年分の挑戦_(3810文字、中編です)

http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/9870

.

以前から気になっていた漁港脇の岩場があったので、

「あそこを見てきてください」

とお願いすると、

ややあって電話がかかってきた。

「かなりいいです!

ダブルくらいで、誰も入っていません」

という嬉しい報告を受けた。

P1040245

到着すると、曇天、

弱いオフショアの波景色。

ブレイクまで距離がある(600m位)ため、

その波は小さく見えるので、

一同両手を挙げて喜ぶ。

「イエーイ!!」

P1040252

ただ、

ノースハワイで経験を積んだ

D先輩(旧名三浦さん)だけは別で、

「お前が良いというと怪しいんだよな。

あそこにガメラとかが沈んでいて、

沖に出ると”ギエーッ!”っと出てきて、

みんな食べられちゃうんじゃねえか?」

と疑念を取り払えずにいた。

「大丈夫ですよ。深そうなブレイクだし、

ブレイクの範囲が決まっているから、

恐ろしいセットがきたらやり過ごしていればいいんですよ」

と伝えると、

「それがやばいんだよ。

やり過ごしている内に俺たちゃ溺れちゃうんだよ。

誰も入っていないのがその証拠じゃねえか」

「じゃあピストル(ミニガン)かBWGで入れば平気ですよ」

そのBWGに反応したのが好青年山田さんで、

「ぼくのBWGを見てください!」

とBWGユーザーのグータンに披露して、

同士ならではの会話が弾んでいた。



P1040261

「クアッドには慣れないんですよね〜」

という好青年はトライ仕様で、

「レイシオフィンが気になっているので、

今週原宿に行きますね」

という発言をされたので亮太を見たら、

彼はそのメモをきちんと取っていた。

下の写真が今回の一便のメンバー。

ブレイクには誰もいないので、

みんなでサーフすることになり、

声をかけると集まってくれた。

P1040259

左からSR亮太、

D先輩、グータン、

山田さん、キリモミ早川さん、

シェーン、そしてシュンくん。

本来ならメキシコ大ちゃんとアジト大西、

そしてSRヤスも合流するはずだったのだが、

御宿近辺で、

「ドライブシャフトが折れちゃったみたいです」

と車の故障があり、断念していた。

キリモミ早川さんは昨日勝浦MLBに行かれていたようで、

その混雑さに辟易されたのだそう。

「このたび、波乗りを辞めようと思いまして…」

などと悲しい発言をされていたので、

「無人波でスバラシセッションをしましょうよ」

とお誘いしたら

「お召し列車」で参上してくださいました。

結果、

「波乗りは最高です。僕は絶対に辞めません!」

となったのだから、

空いているところでするサーフが精神的に一番シアワセなんです。

P1040264

今回のスペシャルゲストはシェーン・ガラース。

彼はものすごい腕前のドラマー、ギタリスト、

そしてボーカリストでして、

さらにすごいのはその人格。

いままでクリスちゃん(旧名クリスチャン・ワック)

が『いい人世界選手権米国代表』

だと思っていたが、

このシェーンも同じレベルのすばらしい人格者で、

クリスちゃんは、

彼と米国代表の座をかけなくてはならなくなったようだ。

サーフィンの腕前も銘ブレイク

『Stair Way』で鍛えているので、

それはすばらしいものだった。

P1040289

あまりにも遠いゲティングアウトを避けるべく、

堤防先から入ろうとしたが、

ものすごい流れと海面上下に断念する。

結果回り込んで出たが、

到着まで日が暮れるほどの遠さで、

蜜の味はわかるが、

それは苦なくしては味わえないことを全員が身をもって知った。

沖に出るとかなりの大きさで、

ハワイサイズで4フィートは軽くあった。

セットで6フィート!?

そしてこれらは密度がある重量感のあるうねりで、

最初のダックダイブでは、

「肋骨が折れた」

と思えるほどの衝撃を受けた。

これは台風12号のうねりのものすごさを知るエピソードで、

なるほど、このパワフルさなら、

勇人さんがショットガンでサーフしていたのも納得。

亮太を始め、全員が

「甘く見ていました。板が短すぎました。

距離があったので、ここまでの波とは思わなかったです」

とその威力を感じての感想を漏らしていたが、

BD3 の俺と、

ルースキャノンのD先輩だけは

「ケーネー!(関係ねぇ〜)」

という最近俺たちの間だけで流行する言葉を用いて、

さらに沖にパドルし、

特大波の一本釣りを狙って水平線を見つめていた。

そんなことをして形の良い波を何本か乗り、

アドレナリンが湧き出て、

乗った人全員がシャウトする環境だったラインナップ。

無論俺たちだけのプライベートセッション。

突然、大きなセットが入り、

俺とグータンと山田さんは波に乗った直後だったので、

インサイドにいた。

沖にはシェーンと、キリモミ早川さんがいて、

巨大な波の切っ先が彼らに襲いかかるのを見ていた。

その時の状況をシェーンに聞いたので、

ここに増幅意訳しておきますね。

「無数のうねりが水平線を隠したと思ったら、

それらはあっという間に近づいてきて、

波が空より明るくなってギラリと輝いたんデス。

痙攣するように次から次へと大きなうねりが連なっているのを確認したとき、

ボクはあきらめて、深呼吸を深くして気を静めました。

そして波がやってきて、

ふるえる海の中をものすごい勢いで動いていったのです。

巨大で、そして壮大で、たくましく、

爆発は見た目よりもさらに膨らみ、

増長しているようダッタ…。

しばらく経ってボクは暗い海の中をさまよい、

たくさんの泡と共に海面への旅が始まり、

そして、

ようやく顔がそらに触れて視界がひらけると、

威力を増した波が、

唸りをあげつつまた同じように落ちてきました。

吠えるような音、

波の炸片が深い海底まで届き、

その反響が全てを包んでいた。

響きの海のなか、

その爆発はボクの首をもぎ、

ハラワタをえぐり、

どうしてもうずくまりたいのだが、

なすすべもなく大きな海を漂っていた。

口を開け、無味となった全ての中で、

波が、

波の軍隊が去ってくれることを待ってイタノデス…」

とインサイドに無力となって吐き出されてきた彼に近づくと、

こんな表現で、無慈悲だった波を振り返ってくれた。

「間違いなくボクの人生で最大の波デシタ…」

と努めて冷静に、そして遠くを見つめる目。

俺にもこんなことがあった。

台風の稲村ヶ崎、

生まれて始めて入ったサンセット。

そしてワイメアベイ。

最近ではイナリーズ。

こんな瞬間を経て、経験を積み、

それは永遠の記憶として胸に宿っていくのだ。

そんなこんなで俺たちは

『響く本物の時間』

を通過し、またひとつ先に進み、

そしてサーファーとして歳を取ったようだ。

P1040269

BWG以外は、

「板が、ミジカスギマシタ」

というセッション後の新御三家。

海から上がり、

安堵した表情が画面からも伺えますね。

P1040296

故障後、

車を替えてようやく到着したメキシコ大地とSRヤス。

その故障模様と、

波の報告が交差する会話だった。

P1040292

漁港では、

廃業してしまった宮崎のウエイブプール

『オーシャンドーム』そっくりな波がブレイクしていて、

D先輩以下が喉を鳴らす場面も。

ここも誰も知らない場所なので、

波が巨大なときはこの築港浜もいいのだと皆で覚えた。

P1040301

漁港なので、

波乗り後は猫とお話したり、

掘れた壁を見つけてバレルインする。

P1040300

これは俺が10代の頃、

D先輩から教わった

「チューブの入り方のれんしゅう」でして、

それから26年経って、

当人に成果をお見せして伝えられる至福に浸った。

P1040307

漁港街なので、

全員一致でお刺身ランチとした。

イナダ、アジ、秋刀魚、

カレイ、鯛の5点盛りに日本の秋を感じてうなる。

食後は、

海のパワーを喰らってしまった人たちに向け、

「平和な波」

を味わってもらおうと、

『パラディソ・デル・スール』 に行く。

http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/11941

すると、

あれだけどこにもいなかったサーファーたちが、

ここにたっぷりといて、

少し安心しながらも全員が驚いた。

P1040316

波はいいのだが、

他のサーファーたちも乗りたいだろうから、

俺はインサイドで波を待ち、

ミニシングルの波遊び風。

P1040317

グータンと枝さん。

枝さんは手を怪我されていて、

波乗りできなかったが、

それは熱心に仲間たちのサーフィンを見ていた。

こうしてサーフできない間も波乗りを感じているのって、

とっても重要で、明日につながることだと思うので、

すばらしいと感じたんですよ。

さっき怖い思いをしたシェーンは、

ここで精神的にリハビリできたようで、

暗くなるまで上がってこず、

「人生で最もサーフィンをした日」

と、一番のことをふたつも得た日となりました。

P1040322

シェーンのルースキャノンと、

D先輩のグラスホッパー、

そしてグータン、

メキシコ大地BD3でのファンセッション通過後の一枚。

帰りは夢庵で、

せいろそば

カツ丼

十穀米

納豆

めかぶ

マグロ刺身

秋の野菜天ぷら

おぼろ豆腐

などを各自注文し、

満腹金額がなんと4873円で、

その安さに驚く麻布滞在中のシェーン。

P1040328

そのシェーンを東京滞在アジトに送っていくと、

「アア、都会デス…」

と一言漏らし、

それは今日の佳き日の終了にはふさわしい言葉となって、

台風12号は北海上に去り、

俺たちの大きな旅も終わった。

台風からの涙みたいな雨が降ってきた。

日本に来て、

台風の波に乗って気づいたのが、

このうねりはハワイの大波とパワーは変わらないということ。

近海を通ったうねりで、

きっと弱いと思っていたらそれは大間違いで、

自然からのエネルギーをズシリたっぷりと感じました。

なので、台風波に挑戦する際は、

海に、そして自身のコンディションを見つめなおして、

無理せず楽しんでくださいね。

かなり危険ではあります。

けど、みなさんが入られているところは、

優しい波だったので、

そんなことはわかっていることなんでしょうね。

今日もNAKISURFにお越しくださってありがとうございます。

勇人さんは勝浦に、

潤ちゃんはおフランスに、

俺たちは南房総の日でした。

今日もみなさんのすばらしい日になりますように。

あいにくの雨ではありますが、

濡れないように暖かくして過ごしましょうね。


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