こんにちは、
ブラ師匠がボックスを持ってきてくれ、
1930年風サーフセッションを再現してきました。
水温13度に下がったのに、
あいかわらずウールのセーターと、
レトロトランクスだけのブライアン・ベント。
これこそが80年前の冬サーファーのスタイルですね。
波の横に向くテイクオフ。
見ていると簡単だけど、
やってみるとできなくて困った。
普通のサーフボードならなんともないのだけど、
ボックスを曲げるにはコツがいるのでした。
優雅な師匠。
年季と情熱が違います。
やはりさすが。
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俺の番。
濡れないニーパドルで沖に出られるから、
かっこつけてトランクスでやろうかな?
と思ったけど、
どうせワイプアウトするだろうから、
2012年式のウエットスーツを着てしまいました。
しかも5/3mmのジップレスZ1スーツという最新鋭版(^-^)/
パドルをしていると、
「木鳴り」というのか、
接合部から「ギーギコ、ギコギー」と音がする。
今まで色んな板を乗ってきたけど、
木が鳴るのは初めてで、
「さすが80年前だ」とうれしくなった。
で、目に力を入れ、
師匠の熟練技を見ていたらテイクオフの際に右に曲げたい際は、
右足を波の中に突っ込んでいて、それを舵にしていたので、
真似をするとジャバザャバと曲がっていった。
こんな感じで足を入れる。
今までテイクオフの際にこんなことはしたことなかったので、
それは新鮮だった。
立ち上がるとその速いこと速いこと。
重い舟が滑り出したかのような重量速度感。
すごい。
コントロールもひとつのドラマで、
懸命にターンして、ようやく向きが変わる。
そのおもしろさといったら最上のものだった。
膝波なのに、
乗っている本人はダブルオーバーサイズのスリルを感じるという省エネならぬ、
省ナミ主義。
とにかく興奮。
ダウンザラインの魅力。
グライドの快感。
【波乗り】
の醍醐味を余すところなく味わった。
セッション後半は、
強いターンもできるようになってきた。
ヤバ、はまってしまいそうだ。
予想に反してかなり乗れて、
全てがマンライのニコニッコセッション。
「こんなおもしろい小波サーフがあったのか!」
とヨロコビで体がふるえていた。
師匠に拝借したお礼をし、感想を伝えると、
「大波、いや、頭半くらいになるとすごいぞ。
ボックスはな、やっぱりクレージーだろ?」
とうれしそうな表情をしていた。
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大躍進しそうで、
いまだにプロダクション(生産)
が始まっていないユナイテッド50。
師匠が率いるすてきなブランド。
世界各国からのオーダーが届いているのに平気なのでしょうか?
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【お知らせ】
NALU誌最新号が発売になりました!
今号の特集テーマは
『カリフォルニア・フリーダム』
ということで、
先月編集長のトミヤマさん自らカリフォルニア取材に来られていましたね。
http://blog.nakisurf.com/naki/archives/29957
ほぼ全ての取材に俺が同行しました。
その号がついに発売です。
本文にも船木が携わった記事がたくさん掲載されています。
『ハービー・フレッチャー』
彼の歴史を自ら語ってもらった。
それは11000字となり、
内容はかなりすごく、
男として、ヒトとして胸を反りたくなるような、
人間くさい、挑戦あるのみの生き方がそこにありました。
他には、
クリスチャン・ワックのノーズライディング23の秘訣
ブライアン・ベント(シショー!)
ドナルド・タカヤマ
デヴォン・ハワード
インスピレーション展
等々の記事や写真が盛りだくさんです。
どうぞどうぞお手にとって読んでみてくださいね。
それではこの号を読まれての感想もよろしければ
shop@nakisurf.com までお寄せください。
それではすばらしい火曜日に!
また明日お願いします。
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