またもやイナリーズ。
すごい波です。
容赦がないというか、
どこまでも激烈なのであります。
特に今年の12月は例年に比べて砂が取れていないというか、
海底のセットアップが、
ドン深から激浅なので、
セットが崩れるときはダイナマイトみたいに爆発する。
ISO400/ F8.0@1/400sec. AWB
CANON EOS7D
14mm Fisheye (10mm Tokina)
眼前まで波を引きつけて、
持ったカメラをぶらさないように撮った逸品。
あ、自分ではそういうことを言わないのでした(^ ^)
怖ろしく、そして凍り付く一瞬であります。
これはもちろん弾き飛ばされました…。
カイラはダックダイブを練習中なのであります。
ちなみに車の運転も練習しています。
もうそんな歳なんですね。
ノアのダックダイブと宝石波。
ノースハワイ話は明日にするとして、
このフォルダー内にカリフォルニア画像がたんまりとあるので、
今日は【回想編】として最終版とします。
大好きなペリカンを追い求めてみた。
これが大好きな一枚です。
波の上を飛翔していくのは、
まるで熟練サーファーなのであります。
しかもずっと飛んでいられる美しさ。
大好きな、
そして自分のアメリカ生活のルーツであるサンクレメンテピア。
ご覧のように木造で、
1989年にはじめて来た日から何も変わっていません。
ここを波に乗りながらくぐり抜けるのが楽しい。
スリルイズバック!
朝陽に煌めく南うねり。
コールの創造場。
彼ほどすばらしいサーフボードを削り出せる人は見たことがない。
ビジネス視点で見ると、
マーケティングや宣伝が足りていないのだが、
そんなところがいい。
もっと売れるようになったら
彼のボードを得るのに1年?2年待ちになってしまいますしね。
またはコピーをとって、
アジアで大量生産されてしまいます。
多くの有名ブランドがそうであるように。
彼のシェイピングベイを覗くと、
1970年代のシングルフィンがウマの上に置かれていた。
「歴史を重んじる」
こういうところも彼の尊敬できるところだろう。
不調だったサーモスタットが完治し、
そのAVISOのテストもBD3とミニノーズライダーでありました。
これはかおりちゃん。
すばらしい波滑りを見せてくれて、
エレガントで豊かなマニューバーラインに全員が釘付けになった。
「誰、あの子?」
そんなフレーズを数えきれないほど聞いた。
カリフォルニアンもエレガントなラインは大好きですから。
俺の愛剣BD3- 5’0″。
どこに行ってもこれさえあれば、
自分の望む滑走ができるのです。
カットバックだが、
こうしてスピードに乗せて背中側のレイルを降ろしてきて、
後ろのカールにヒットさせる瞬間が好きなのであります。
エレガントといえばフラッフィー。
なんでも生まれてからいじめられたことがないのだそうで、
怖いということをしらないので、
「究極のなすがままネコ」
とサブタイトルがついていて、
たまにぬいぐるみと勘違いしてしまいます。
そのフラッフィーのオーナーであるクリスチャン・ワックと、
アク友キャメロン。
伝統の波乗場サンオノフレにサンオノフリーを持っていった図。
こちらも伝統のログボード、パーチェイス。
ロングよりも大きく重いのをログ(丸太)というのだそうで、
CANVAS製のは、どれよりも操作しやすく、
安定しているのだそうで、
さすがASP世界チャンピオンふたりを輩出しているCANVASだ。
そのクリスちゃんがショートボードをデザインし、
ライアン・イングルが形にしたのがポンパドール。
ごらんのように丸いフォルムだが、
斬れ味は土方歳三の剣、兼光に近いと思う。
サンクレメンテには、
トレッスルズというポイントブレイクがあり、
ここは3kmに渡るビーチ。
大きく分けて5つのピークがあって、
南西うねりだと、
一番波が良くなるローワーズに行ってきた。
(普段はボイコットしているので行かないのだが、
季節外れだから空いているという気がしたのです)
到着すると、最初5人だったのが、
あっというまに30人近くなり、
テイクオフはこんな状態。
波よりも人が多いのでライトとレフトに複数人乗っていくと、
ーー例えば、一本の波に5人づつ乗り、波が6本入ってくれば、
全員が乗れるという計算となります。
こうして前の人のトラックを使って、
ターンしたり、それはおもしろいのです。
乗っていくと、いつのまにか誰もいなくなるので、
そんなときは普通のターンをします。
ここはサーファーがシェア(共有)するブレイクとして世界発信するといいでしょうね。
クリスちゃんが家に遊びに来たので、
ノーズまでのウオーキングを習いました。
前に日本で教わったのは、
「歩幅を少なくするのが良い」
ということだったが、
クリスちゃん流は逆で、
「こまかく歩くとかっこいいデス」
ということでした。
最終日のディナーは弊社柳瀬、
池谷も参加してくれました。
池谷が菜食主義だったということを忘れてしまい、
ビーフステーキ・フレイミングス版を作ってしまいました。
けど、かおりちゃん作成のベイク野菜があったので、
池谷はよろこんでおりました。
右端はアパッチのワカモーレ。
お誕生日のドッキーにも会いました。
最近はロングボードブームのようで、
ドッキーも自身のシングルフィンをクルーズさせていた。
これはみんな大好きになったミニシモンズTHANG。
なぜか軽く乗れてしまうという妙なうれしさがあります。
持っていると誇らしいのもハナマルです。
後半は波が小さくなり、
あ、勇人さんにも王子邸前でお会いしました。
こちらはブライアン・ベントの1924年レーサーのサイドミラー。
http://blog.nakisurf.com/naki/archives/27942
ブライアンは、本当にかっこよかった。
個性を貫くということは重要ですね。
今回同行してくれたかおりちゃんとアパッチ。
彼の食欲にはオドロキマシタ。
ニコリン師範ふちえさんの3倍は軽く食べていますね。
スパゲッティなら1kgは軽く入るそうです。
吉野家メガ丼なら二杯だ。
エアグライドも試乗しました。
http://blog.nakisurf.com/naki/archives/28302
乗った全員がびっくりしたほど速いサーフボード。
トム・モーリーのアイディアと、
科学の粋の結晶でしょうか。
NAKISURFでは、
キャッチサーフ初のポリエスター・PUボードの発売を記念しまして、
https://www.nakisurf.com/blog/showroom/archives/31170
今年いっぱいまでものすごくお得な先行予約を実施しております。
これを逃すと、通常価格890ドルとなりますので、
この機会をぜひ!
優しい波にお別れを告げて、
飛行機に乗り込んで西海岸を後にしました。
またすぐに向かいます。
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BLUE誌さんの新春号、
巻頭コラム脱稿。
来年頭の発売日をお楽しみにドーゾ。
松の内明け頃と思われます。
それではすばらしい週になりますように!
長くてすいません、
でも読んでくださってありがとうございました。
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